【メイドインアビス ２期】各話あらすじ＆エンドカード一覧【烈日の黄金郷】

黄金郷を求めて旅する決死隊「ガンジャ」は、隊の一員・ヴエコが持つ「星の羅針盤」を頼りに未開の地の航海を続けていた。ある日、激しい嵐に襲われたガンジャ隊。次々にほかの船が波にのまれていく中、羅針盤が屹立していることに気づいたヴエコが隊のリーダーであるワズキャンにすぐさま知らせたその時、島が現れる。ようやく辿り着いたその島で、ガンジャ隊は見渡す限りの巨大な大穴を見つける。

ボンドルドとの壮絶な戦いを終え、リコ・レグ・ナナチは二度と帰ってはこられないという「絶界行ラストダイブ」のすえ、ついに深界六層へと辿り着く。見たことのない建造物や生物を興味津々で観察するリコ。孤児院の仲間たちに手紙を書いて伝報船を飛ばすも、目の前で巨大な原生生物に邪魔されてしまうのであった。

何者かに奪われたプルシュカ（白笛）を探すうちに、知性を持った「成れ果て」たちが棲む不思議な村に辿り着いたリコ・レグ・ナナチ。戸惑う3人は、住人の一人・マジカジャから「村の案内をする」と声を掛けられる。警戒しながらも、白笛の在りかを知っている様子のマジカジャの後をついて行くと、村の工房で成れ果てが白笛を削って加工していた。レグは慌てて止めようとするが、リコはプルシュカが嫌がっていないと感じ取る。

成れ果ての姫と呼ばれるファプタと謎めいた人形・ガブールンが、レグの前に姿を現す。ファプタはレグのことを知っている様子だが、レグは思い出すことができない。一方ナナチは、お腹を壊したリコのために村の市場で水と果物を探す。マジカジャから村での取引には「価値」が必要だと教えられ、自分にとっての「価値」とは何かを考えるうちに「ミーティ」のことを思い出す。

マジカジャから「ミーティは三賢のべラフが使っている」と教えられたナナチ。べラフの部屋へ向かうと、そこには別れをしたはずのミーティの姿があり、取り乱すナナチに、べラフは「何を欲してここに来た」と問う。一方ファプタと別れ、村へ戻ろうとするも道に迷ってしまったレグ。原生生物のリュウサザイに攻撃を受け、苦戦のところをガブールンに助けられる。

自分自身を「価値」として売ったナナチを取り戻そうとするリコ。「両目か、両足か、臓腑の半分か」とベラフに対価を迫られる。悩みながらも意を決するリコであったが、マジカジャが「何とられてもおわり」と寸前のところで止めに入る。さらにナナチも「ほっといてくれ」とミーティから離れず、マジカジャはリコを外へ無理矢理連れていく。その矢先、原生生物のオオガスミが突然、村を襲う。

決死隊「ガンジャ」の生き残りだと言ったヴエコは、「成れ果て村」の忌むべき成り立ちについてリコたちに語り始める。かつて「還らずの都」へと辿り着いたワズキャン率いるガンジャ隊。黄金郷を見つけた喜びもわずか、昇降による異形の呪いのせいで地上に戻ることができないことに気づく。隊員たちは「黄金郷で最初の民として生きていこう」と決意するが、食糧と水の確保に苦戦する。

「水もどき」に侵され、倒れていくガンジャ隊の面々。ついにヴエコも発症するが、ワズキャンから与えられた“香ばしいもの”を食べて回復する。同様にベラフも回復していたが、“香ばしいもの”を食べたことを深く後悔し、精神を壊す。動揺するヴエコを、ワズキャンは落ち着いた様子でイルミューイの元へ連れていく。そこでヴエコが目の当たりにしたのは。

ナナチをベラフから取り戻すため、レグはファプタに「一部が欲しい」と話す。するとある約束を果たすことを条件に、ファプタは迷いなく自らの体の一部を引きちぎり差し出す。心配するレグをよそに、“不滅”であるファプタは平気な様子だが、血の匂いにけものたちが狂い出す。レグは急いで「成れ果て村」に体の一部を持ち帰るが、どうしてもファプタとのある約束を果たすべきかどうか答えを出せずにいた。

レグの火葬砲で「成れ果て村」へと入れるようになったファプタが、復讐を誓い乗り込んでくる。村が破壊されるなか、眠っていたナナチが目覚める。ベラフは自らの価値と記憶を託してナナチを解放するが、境界線を越えると「ミーティは消える」と言う。ミーティと再び別れてリコとレグのところへ向かうか、留まってミーティと一緒に留まり続けるか、ナナチは選択を迫られる。

ファプタの笑顔や泣き顔など、記憶の断片が蘇るが、はっきりと過去を思い出すことができないレグ。暴れ続けるファプタを止められないまま、攻撃を受けて気を失ってしまう。レグとの戦闘を終えたファプタはさらに怒りの矛先をリコに向けて襲い掛かるが、ガブールンが身を挺して止めに入った。ショックを受けたファプタは、怒りが収まらず再びリコを襲おうとする。

崩壊していく「成れ果て村」の中を、マジカジャたちと一緒に避難するリコ・レグ・ナナチ。道中で倒れて動けなくなったワズキャンと対峙する。「ここに来れてよかったかい？」とリコに問うワズキャン。自身が成し遂げたかったこととは何かを話し始める。一方、新たな記憶や価値に触れたファプタは、自らの役目を果たすため、村を襲う原生生物たちに再び戦いを挑む。